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大型サイドフロートを装着した小型ボートの安定性試験

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大型サイドフロートを装着した小型ボートの安定性試験

関西の消防関係者の要請に応え,大型フロートを装着したRB-31Aの安定性の試験を実施

2019年3月に地元中部経済新聞に取り上げていただいた防災艇用の大型フロートですが,実は昨年,安定性の実証実験を行いました。
関西の消防関係者の要請に応え,大型サイドフロートを備え付けたRB-31AFの安定性の試験を実施。水中からの人の引き上げを想定し,RB-31AFにて荷重の引き上げ試験を行い,どれくらいボートが傾くか,転覆の恐れなどがないかを確認しました。大型フロートは,通常の大きさのサイドフロートに比べて浮力が大幅に増します。また,オーパのオリジナル・ソケットが共通して使えます。

きっかけは,導入を検討されていた関西のある消防当局からの要請で,大型フロートやRB-31A(F)の導入に当たり,実際にどれくらい安定性があるのかを確かめたいとのことで,関係者の協力を得て,港にボートを浮かべ,水中からの人の引き上げを想定したデモンストレーション兼試験を実施しました。

水害現場では,水中から人や物資などを引き上げる場面がよくあります。この試験は,ダイバーが水中で創作活動を行った後,ボートに戻る場面を想定しています。水中から船上に上がるのは,上がる側,引き上げる側,ともにかなり体力を消耗しますし,ボートの一箇所に荷重が集中するので,舷側に浮力要素が少ないFRPやアルミ製のボートは転覆の危険が生じますので,慎重に行動しなければなりません。ですが,サイドフロートを装着しておくことで,ボートの安定性は格段に向上し,転覆の恐れがなくなります。
もっとも,浮力がありさえすればいいかというとそういうわけではなく,例えば船縁に沿って線状に浮力体が装着されていると,そこを軸に船体全体が回転してしまうという危険が生じます(ゴムボートで風に煽られて転覆する例がありますが,船の周りを浮力体で覆われていても,危険な場合が生じるということです)。

フロートと重力・重心の関係

 

ですので,オーパ・クラフトのサイドフロートは,船縁から少し離れた位置にフロートを配置し,浮力を確保しつつ船体が回転して転覆しないよう,重心がフロートから離れた位置にくるよう設計されています。

回転軸より内側から引き上げ

 

また,サイドフロートと船体を点で留めていることで,水中からの荷物や人を引き上げる際の重心位置が,回転軸より内側にあることも,転覆を防ぐ要因として挙げられます。フロート把持具以外の場所は舷側のすぐ外側が水面ですので,引き上げのために手を伸ばす距離が短くなり,作業が楽にもなります。
防災艇用の大型サイドフロートは,通常のサイドフロートよりも5cmほど直径が長いため,その分浮力が増しています(ほぼ倍増)。引き上げの作業が多くなりがちな防災艇ならではの装備です。

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