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新型艇 大型レスキューボートAW-69の運用実演他

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新型艇 大型レスキューボートAW-69の運用実演他

先週末は,新艇 AW-69 のお披露目を展示会で行ったあと,引き続き関東でオーパ・クラフトのレスキューボートのデモンストレーションをしてきました。

警告:
今回の実演は,オーパ・クラフトのレスキューボートの抜きん出た安全性の実演のため,
あえてある程度危険な状態を再現したり,大勢が乗り込んだりしています。一般の方は
決して真似をせず,定員や,重心位置を低く保つなどの小型ボートの基本的な注意事項
を守ってください。このデモンストレーションのような状態でお使いになられると,場合に
よっては生命の危険に直結することを,お忘れなきようお願いいたします。

実演したのは,完成したばかりの一体型大型FRP製サイド・フロート・レスキューボート AW-69や,分割式小型サイドフロート・レスキューボート RB-31AF の,実際の防災・災害現場での運用を意識した各種利用シーンの再現です。大勢が乗り込み,片舷に偏って座ったり立ったりして船の片側だけに荷重をかけたり,あえて左右にボートが揺れる状態をつくってみたりしました(現在,録画した動画を編集中です。後日,こちらにも実演風景動画を掲載する予定です。それまでは,画像ギャラリーをお楽しみください)。

AW-69 は,小型でありながら大勢が乗れる・あるいは沢山の荷物を運べることを目標に開発されています。潜水士による捜索・救助活動も意識し,水中からの人の引上げも実演しました。この人数が乗れて,ダイバーが安全に上下船するには,これまでの業界の常識では船の長さが6mほどにもなってしまいます。それを,小型のフロートを取り付けることによって,ダイバーの上下船や荷物の出し入れの場所を確保しながら,長さ3mほど,操縦免許無しで乗れる3.3m以下のボートに仕立て上げるという工夫で,今までの常識を打ち破ることができたと自負しております。

小型のサイドフロートを,船縁から突き出した形で設置する,しかもそれがワンタッチで脱着できるというのは,技術的には大変ハードルが高いものです。単純に船体に固定することだけを考えただけでは,力が結合部に集中して,船体が割れる,結合部が破損する,などの危険が懸念されます。

オーパ・クラフトは,これまでの分割ボートの研究で得たノウハウを注ぎ込み,しなやかに力に耐える船体の設計技術を活用して安全・堅牢にフロートを接続することを実現してきました。テープやボルトで分割ボートの締結が難しい,あるいは力が集中してすぐ外れたり破損したりするのに対し,私達の方法では,力を受け止め,ときには力を分散させ,重量が軽く,かつ頑丈に船体とフロートを支え続けることができます。今回の大型艇と,それに組み合わせた大型フロートは,個別では今までよりも大きな力を支えることができますが,それぞれを結合すると,その結合部には今まで以上に大きな力がかかることになります。その大きな力を十分受け止めることができるよう,余裕をもたせた強度,なおかつワンタッチでの脱着が可能で,操船や運用の際に邪魔にならない小型の部品・機構を実現したのが,AW-69 です。

なお,繰り返しになりますが,一般の方は,定員(最大搭載人員)を超えて乗船したり,船内で立ち上がったり,船縁から身を乗り出したりしないよう,注意して小型ボートをお楽しみください。今回の実演は,あくまで緊急時,救命のために運用されるボートとして行っております。

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