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中部経済新聞に「FRP製一体型ボート開発」が掲載されました

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中部経済新聞に「FRP製一体型ボート開発」が掲載されました

 この度、中部経済新聞に当社が開発をしておりますFRP製一体型ボートについて掲載いただきました。

 開発のきっかけは、記事の中にも記載があるように東北の震災時の経験からです。主に津波で倒壊した住宅の大量のガレキが海面を覆い尽くしており、しかもそのガレキは木材が折られた際に生まれる極端に先端が尖った形状のガレキばかりだったとのこと。軟質性素材でできているゴムボートではなかなか太刀打ちができなかったと現場の消防本部の方々からお聞きしました。FRP製の漁船があればおそらく救助で大活躍したものと思われますが、残念極まりないことにほぼすべての漁船が津波で打ち上げられるなどして機能不全の状態だったそうです。そのため現地のいくつかの消防本部から「ガレキに強いFRP製のボートが必要です。届けられませんか?」とのお問い合わせをいただきました。少しでもお役にたてないかと防衛省にも搬送のお願いを試みましたが、『陸路も壊滅状態です。防災ヘリコプターでの空輸も、緊急の医療物資の運搬優先で余裕が無い・・』とのお返事をいただきました。お届けしたい気持ちがあるにも関わらず叶わぬ状況に、大変悲しい想いを味わったことが今でも心に突き刺さっております。

 開発初期段階でのコンセプトは、主に水害発生時の救助用でした。けれども開発が進むうちに、その安定性、安全性、船体内部の広さ、持ち運びやすさから《水質や水流を調べる環境調査用や橋脚工事の際に調査する目的で使用する業務用のボート》としても十分に威力を発揮するとの確信が生まれております。

 今回開発いたしました一体型のFRP製のボートでは、以下の点を特徴としています。

  • 一般の方々でも※5人程で運ぶことができます。 ※ボート本体は約98㎏、一人約20㎏の負荷
  • 2トントラックであれば運ぶことができます。
  • 船体の内構造がシンプルで、救助や物資の運搬の際に応用性が高い。
  • 浮力が約2000㎏あるので、静かなプール上ならば、理論的には60㎏の方が30名乗船しても浸水しない性能を有します。
  • 転覆防止用のサイドフロートが大変頑丈な造りなっておりますので、少々河辺で擦っても安心です。
  • 大型跳ね上げ式サイドフロートの効果で、写真でもお示しするように、ボートの片側に約400㎏(大人6名)の過重をかけても、全く転覆するまでには至らない。つまりこれまで300㎏を超えるFRP製ボートや漁船が必要であった調査業務が、約3分の1の重量のボートで同等の調査業務が実施できます。
  • このサイドフロートは、救助活動や調査活動を実施している最中はフロートを下方に下げて大変大きな安定性を生み出します。一方、流れがある川等を上流に向けて航走する際には、大きな抵抗にならないように、一瞬に上方に跳ね上げることができる極めて優れた構造を持っています。
  • 2馬力船外機を使用すれば、船舶免許や船舶検査が不要で使用できます。
  • 様々な法人様の水害対策として導入された場合では、万が一の水害発生時、水の流れがほとんど無い状況下であれば、1度に6名から8名程は避難することができます。
  • 船舶免許・船舶検査は必要となりますが、最大15馬力までの船外機を搭載できますので、少々水の流れのあるところでも、取り回しが可能です。乗船定員は※3名の予定(※一般的な使用時)。
  • 船内に大きめのドローンも搭載可能、河川にかかる橋脚周りの調査等にも大いに活用が期待されています。

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