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2021年のふりかえりと2022年の抱負

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オーパ・クラフトの社長ブログ

オーパ・クラフト~~オーパ・クラフトの社長ブログ~~2021年のふりかえりと2022年の抱負

2021年のふりかえりと2022年の抱負

謹んで初春のお慶びを申し上げますとともに、コロナ禍にもかかわらず、旧年中に大変お世話になった方々に、先ずは心より御礼申し上げます。

2022年年頭の飾りつけボート

2021年を振り返る

小型ボート,ミニボート市場

 2021年は変調の年でした。防災艇,レジャー艇,業務艇とも特に後半は2020年と比べて全体としては需要が縮小したようです。おかげさまで弊社は受注残をかかえるような生産状況でしたが,公共関係はコロナ対策への予算の割り振り直しなどが行われたようで,当初予定されていた発注予定が延期されたなどの話も聞きました。

 また,オーパの船の模造品を見聞きすることが多くなった一年でもありました。弊社のボートが採用している全周かみ合わせ方式のボート本体締結や一か所止めのフロート装着は,技術的に高度で,安易に模造されると利用される方の危険につながる心配があります。自社商品の問題でないだけに当社としてできることは模造品におきをつけくださいと呼びかけることくらいですが,あらためて皆様お気を付けいただくようお願い申し上げます。

値上げラッシュ

 2021年は資材やサービスなどの値上がりが続いた一年でもありました。主要資材であるガラス繊維や基材プラスチック,塗料など石油由来のものは一年のうちに何度も値上がりしました。また,遠方のお客様への納品時に利用する大型貨物の輸送も,サービス内容の変更や値上げが相次ぎました。こちらはコロナ禍の影響で人手不足がおこっていることも影響しているようです。

弊社の1年

 コロナ禍が2年も続くことになり、今も医療系の最前線で戦っておられる方々のご苦労を思うとただただ頭が下がる思いがいたします。そうした方々のご苦労があってこそ私達の日常があることを年の初めにあらためて感謝をいたしながら、昨年同様に日本のみならず,全世界のすべての方々が一日も早く平常の生活に戻れますようにスタッフ一同心よりお祈り申し上げます。また,そんなコロナ禍においても、本年も沖縄から北海道までの日本全国から多くの方からご注文をいただき、この場を借りて心より御礼申し上げます。

公式サイトのリニューアル

 12月に入って、オーパ・クラフトの公式サイトをリニューアルいたしました。そこの中に、我が社が日々真剣に探求してきた『極み』と言えるテーマ、『世界最高水準の【安全性、耐久性、利便性】のハーモニー』の実際の取り組みをご紹介しております。技術・理論・アイデア、に関しましても、これまでは社外秘扱いとしていたものの一部も、今回初めて開示しております。ご一読いただければ幸いです。

 そのハーモニーを徹底的に具現化したものが、当社の『跳ね上げフロート』です。着想から15年以上をかけて世に送り出すことができたある種究極な品物です。世界に誇れる一流品を目指して研究を重ねてきました。

 フロートの『安全性』については、ホームページでもご覧いただけますように、ボートの片側に4人が荷重をかけても危険な状態には全くなりませんが、ただこの安全性が高いだけでははっきり申し上げて、大変使いづらいボートになってしまいます。

 次に『耐久性』。こちらも10年、20年と真に安心してご利用いただくために、工夫を重ねてきました。ボートとフロート両方ともの耐久性のレベルが相当高くなければ安心感は長くはつづきません。そして、ボートの耐久性が高いだけでもやはり安心はできません。購入後ほんの数年でフロートの性能だけが著しく劣化した場合では、トータルでの安心感のレベルは極端に低下してしまいます。

 では、『安全性』と『耐久性』が一流だったとしても、それだけで良いでしょうか。「分割艇」という前提として、かなり使いやすさを求められているジャンルのボートですので、結局のところ、「格別な使いやすさつまり、真の『利便性』をボート本体だけでなく必須の装備品と言えるフロートにおいても備えていなければ、長い年月、真に愛して使い続けていただけない。」と、とらえております。

 つまり、『安全性』『耐久性』『利便性』の三つの要素を、世界最高水準で注入した究極のフロートが当社の『跳ね上げフロート』です。この三つのハーモニーについては、ドーリー他すべての装備品に対して言えることです。一度購入した分割艇を、10年、20年と、真に満足して使い続けていただくためには、相当高い『安全性&耐久性』を当然の前提として、「とにかくだれが使っても使いやすい!」ボートをトータルとして徹底的に探求し続けました。

 その過程の中で、すべての『理論、アイディア、想い』のすべてが凝縮されて生まれた当社の傑作といえるものが『跳ね上げフロート』です。世界初の『装着10秒、跳ね上げ1秒!』の世界は、決して偶然生まれる性質のものではなく、例えばレーシングカーが、コンマ何秒のタイムを縮めるために全身全霊を打ち込むように、当社も相当ストイックに、果敢に、分割艇における世界最高レベルの実現に向けて15年間探求し続けました。すでに全国の多くのお客様に、跳ね上げフロート&ボートをお届けして参りました。特にこの一年は、お届けした多くのお客様から、「本当に長く待ったかいがあった。この跳ね上げ式フロートは最高!」の声を次々届けていただき、万感の想いを抱かせていただけた一年となりましたことに、心から感謝申し上げます。
 また、会社としての取り組みとして、この5年間は特に安全性に関する製造過程に対してそれまで以上に、ある関係者からは過剰品質と言われる程にチェック体制を強化してきました。そうしたお客様の目に見えないところにも、スタッフ全員のエネルギーと誠実さを注ぎ込んで参りました。

 こうした取り組みは、やはりコストとの闘いとなりますが、『安全性を徹底して重視するマインド』は、オーパ・クラフトの全スタッフに益々浸透してきていることが見えてきた一年となり、工房代表としてこの上無い喜びであります。

防災関係での評価の高まり

 そうしたマインドにより結実したことの一つとしては、この5年程、レジャー艇と防災艇の二つの世界に当社の艇をお届けして参りましたが、防災艇をお届けしている一流の防災専門商社からも「ボートという品物としては、クレームの発生しやすいジャンルでもあるのに、オーパさんからすでに数百の防災艇を扱わせていただきながら、製品上のクレームらしいクレームをほとんど受けたことが無い事実に大変驚くとともに、益々信頼感が増している。」と伝えていただき、スタッフ一同大いに喜びました。信頼の証として、一流の防災商社の防災カタログに数ページさいてご紹介いただく事実を、決して当たり前のこととせずに、常に救助現場の最前線として恥ずかしくない艇を造り続けていきたいと強く感じております。加えて、これまでの一年間レジャー艇のお客様からも、もったいない程の感謝のお言葉をたくさんいただき、そんなメールは現場に貼りだして、スタッフ同士で喜びを共感できるように努めております。

納品のプロトコル

 オーナー様が納品のために直接ご来社いただき納品をさせていただくレジャー艇の出荷時はもちろんのこと、全国の消防署などへの防災艇の出荷の際にも全く変わらずに、その日のスタッフ全員で、その出荷を厳粛に見送りながら、「ご安全に!」と声を発し、一礼をしながら、「心からこの艇がどうぞ一人でも多くの被災者の救助の一助となれますように!」と祈りながらお見送りします。

 この一年で、印象的な納品事例としましては、愛知県内の消防署にお勤めのお客様です。若い時に当社の艇をご購入いただき、27年間、毎年30回以上も、多い年は50回程もボートフィッシングを楽しまれて、定年退職を前にご自分へのご褒美として、なんの迷いも無く、当社の艇を再びご購入いただきました。実際にご本人様から「オーパさんのボート以外は全く考えられなかった。その理由は、自らが27年かけてとことん使い込んできて、本当にオーパさんのボートにして良かったと思っているから。」との声を寄せていただきました。その他にも、60歳代半ばを過ぎておられるお客様でやはり「オーパさんのボートの良さが分かっているから、他のメーカーのボートにして後悔したくない。」など当社の艇を25年以上お使いいただき、何かのタイミングで、ご自分へのご褒美として再び購入していただけるお客様が確実に増えてきております。そのような嬉しい声をいただくことは、メーカー冥利につきることとしてスタッフ共々心から感謝いたしながら、益々襟を正したくなる想いをいただいております。

公的機関とのかかわり

 海上保安庁小型船舶検査機構日本マリン事業協会、などの小型艇に関わる関係行政機関や公益法人において、ほぼ毎年のように行われていたミニボートの安全性に関わる委員会の委員を拝命いたしておりました。こうした各種の委員会において、安全性の向上につながる各種の提言(特にフロートの効果と普及)を行って参りました。一昨年、海上保安庁横浜海上基地においてミニボートの海上での安定性に関する実証試験をするにあたり、当社がこれまでも海上保安庁が実施する各種委員会の委員を拝命してきた経緯もあり、FRP艇等のリジットボートのメーカー代表として弊社、ゴムボートメーカーの代表としても1社、の計2社を選出いただきました。そこにおいて、実証実験の大きな目的の一つでありました転覆を予防するためのフロートの実際の効果(限界近くまでの挙動をあえて人工的に起こさせて)について、50人程の関係行政機関・各種研究機関・公益法人・民間団体等の方々の見守る中、半日以上に渡る検証が行われました。風速15メートルの風を発生させ、同時に大きな波を瞬時に発生させることができるプール内で、各方位からいろいろな強さの波や風をぶつける実証研究を行いました。当社の艇に2名の職員が乗船してボートの片側にあえて寄りスタンバイして、その状態の艇に、プールの中で出せる最大級の波を発生させて、同時に風速15mの強風も同時に発生させて、当社のフロート付きの艇を限界まで揺らして過酷極まる状態となりました。しかし、そんな中でも当社のフロート装着艇は、頑丈なフロートが艇を守り続け、最後まで転覆することなく乗員2名を守り続けました。開発者である私自身でさえ手に汗を握りましたが、転覆することなく、無事に検証を終えることができました。この検証により、転覆を防止するにはいかにフロートが有効か、関係各位の皆様にしっかりと届いたと思っております。この様子を映した実際の動画の一部(ボートを揺らす程度はあまり強過ぎない状態のビデオとなっております)は、【海上保安庁 ウォーターセーフティガイド】と検索していただき、その中の【ミニボートに乗る時の推奨品】をクリックしていただくと、その中でご覧いただくことができます。どうかフロートの効果を実感していただき、どんなリジットボートに乗船する場合でも是非フロートを装着して出船していただきたいと思っております。

ふるさと納税返礼品への採用

 昨日の記事でもふれましたが,オーパのボートを地元大府市のふるさと納税返礼品としてご採用いただきました。長いリードタイムでご迷惑をおかけしている中ではありますが,地元で育てていただいている恩返しの意味もあり,短納期で限定3艇をご提要させていただきました。おかげさまでご好評をいただき,早々に二梃のご注文をいただいたことに驚きますとともに,関係者の皆様にあらためてこうした機会をあたえてくださったことにお礼申し上げます。

2022年の経営方針と経営計画

レジャー艇事業

 引き続き,全国のお客様の期待に応えるべく,品質を守りつつ生産性を向上させて納期を短くする努力を務めてまいります。コロナ禍で発売を延期しているいくつかのオプション品など新商品や商品改良についても何かしらの発表が年内のボートシーズン前にできたらと努力してまいります。

業務艇事業

 従来,防災艇事業として救助用ボートを中心に官公需対応に努めてまいりましたが,対象市場が環境測定や土木測量などのプロフェッショナルの方々の業務ツールとなる業務艇と併せ,業務用艇事業として発展させてまいります。また,ご要望の多い大型艇について,オーパならではの工夫を満載した新商品の発売を計画しております。

全体

 2022年は創業50年の節目の年です。オーパクラフトとしては,引き続き,世界的視野を持ち,世界最高水準の品質の小型ボートを供給し,ボートレジャーを楽しむ皆様,防災や土木測量,環境などのプロフェッショナルの皆様の安全,快適を支えてまいります。そのためには,送り出す私たちが笑顔で仕事を楽しめるよう,社内環境の整備に努めてまいります。

 なお,資材値上げなどによるやむをえない理由で値上げをさせていただくことを考えておりますが,なにとぞご理解を賜りたく存じます。

新しい一年も皆様にとって意義ある一年でありますよう。

 

有限会社オーパクラフト
 代表取締役 福庭 正宏
       スタッフ一同

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