救命胴衣(ライフジャケット)は,小型船舶に乗る場合は着用が義務づけられています(2018(平成30)年2月1日から全面義務化されました)。
着用する救命胴衣は,国の安全基準に適合したものである必要があります。具体的には,水中で浮き上がる力が7.5kg以上あること、顔を水面上に維持できることなどの様々な安全基準が定められています。国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認した救命胴衣には,型式承認試験および検定合格の証として桜マーク印がついています。
救命胴衣を着用すると生存率が2倍以上になります。法定義務の無い免許不要艇に乗船する場合であっても,全員必ず着用しましょう。
閉じた状態の救命胴衣
開いた状態の救命胴衣
自動膨張式救命胴衣。
自動膨張式救命胴衣。暑い時期はこのような細いタイプのものがしのぎやすいです。ただし,自動膨張式とはいえ,まれに開かないこともありますので,万一に備え,その場合の対処方法(呼気で胴衣を膨らませます方法)に慣れておく必要があります。