2馬力以上の船外機を備え付けられる弊社製ボート(オーパS3 II など)は,全て,小型船舶安全規則で定められた技術要件に適合しています。
小型船舶安全規則とは,船舶安全法(昭和八年法律第十一号)第二条第一項の規定により漁船以外の小型船舶に関し施設しなければならない事項及びその標準について,国土交通省(旧運輸省)が省令で1974(S49)年に定めました。いわゆる船舶検査を受けなければならない小型ボートは,設計・製造から廃船に至るまで,船舶安全法において定められた船舶が航行するために必要な構造,設備などが技術基準に適合しているかを国などが確認をしているほか,登録制度が運用されています。このうち,総トン数20トン未満の船舶(小型船舶)の検査と登録については,日本小型船舶検査機構(JCI)が国の代行機関として実施しており,検査方法や要件などはJCIから公開されています。
検査に合格した小型船舶に対しては,最大搭載人員などの航行上の条件を定めた「船舶検査証書」や船検の時期などが記載された「船舶検査手帳」,船舶の両舷に貼り付けて船検に合格したことを表示する「船舶検査済票」1組が,JCIから交付されます。
船の長さなどが条件に該当するオーパ・クラフトの小型分割式ボート(オーパS3 II など)は,小型船舶安全規則に適合させて設計・製造しおります。
しかし,安全規則に合格しているというだけで,当社は満足していません。オーパ・クラフトでは,長年,ボートの利用の安全性,耐久性,利便性のバランスを追求しており,定められた以上の機能・性能を先駆けて実現するべく,フェンダーフロートやウェーブブロッカー(ウォーター・ブロッカー)などのオプション品のほか,船内構造や結合部の強度確保など,様々な工夫やアイディアを分割ボート船体やそのオプション品のみならず,修理サービスなど付帯サービス,安全講習会などの安全啓発活動・社会貢献活動を含めて全力で取り組んできました。近年ではその取り組みや実績が認められ,小型ボートの安全に関わる公的な場において,弊社代表取締役の福庭正宏が活動する機会をいただいております。
水上活動の安全確保を願い,オーパ・クラフトは小型分割式ボート業界でトップクラスの安全性や耐久性,利便性をバランスよく実現したレジャー用・防災用ボートの供給を,これからも続けてまいります。