海難事故で一番多いのが、転覆による事故※だ! それを解決するには…
転覆しないボートなら、家族みんなハッピー!
オーパ・クラフトとして何ができるだろう…
そうだ! フロートがあるじゃないか!
南洋諸島の島民は、細いカヌーのサイドに、細い棒状のフロートを付けているぞ!
大きなうねりの中、悠々と漕いでいるじゃないか!
設置に手間がかかったら使ってもらえない。それじゃ意味がない。
大きなフロートなんて扱いがめんどう。コンパクトにして、扱いを簡単に。
コンパクトだから、振動しにくい。
ただし、離し過ぎは魚を取り込みにくい。ほどよい距離に設置がいい。
波を受けて、船体後部方向へ回転しようとする力を打ち消すから。
万が一、フロートが外れても流されるのを防いでくれる。
力学的にも、安定したバランスになる。さらに、安定して急旋回できる。
航行する方向に対して、適度な角度を付けることで快適な航行ができる。
ジョイント部位は、効果的に補強しなければならない。
船体を保護するため、衝撃エネルギーを吸収しやすいフロートにする。
そのためにはいたずらに金具を強くしない。
フロートに接する所では材料疲労が起きやすいので、
それが起きにくい構造にする。
万が一、船体が破損したとしても、船体上部の破損だけに留めて、
船底の破損は起こさないようにする。
※乾舷とは、船舶において水面より上に出ている部分。
快適な装着には、簡単で強度的に安定したロック機能をつけるべき。
波の当たるフロート前部のしぶきと、船体との間で起こるしぶき。
どちらも効果的に防ぐ必要がある。
当社の「FRPの積層技術を活用し、転覆防止用フロートの装着を可能にした小型船艇の製造販売事業」。これが優れた地域産業資源(愛知県のプラスチック技術)を活用し、「安全性の飛躍的向上に繋がる独創的発想」を創出したという理由で評価。平成24年2月に経済産業省の事業認定を正式に取得しました。