日本小型船舶検査機構から,小型ボートの浮力要件に関する調査報告書が公表されました。今回、当社代表取締役福庭正宏が委員としてこの技術要件の検討に関わらせていただいております。
検討に関わらせていただいたのは、オーパ・クラフトが世界に先駆けて開発した強度・耐久性を備えながらもワンタッチで脱着できる小型・超小型ボート用の外付けフロートの開発・製造・販売がきっかけです。発表後、複数の関係行政機関様から弊社の技術・研究に対する調査を受けることもあり、弊社の積み上げてきた活動に高い評価を与えていただき、今回委員として選出していただきました。小型・超小型ボートを用いることで、これからも安全で快適なマリンライフを創造していく一助となればと思い、委員を拝命した次第です。
今回の浮力要件に関する調査の主題としては、船内に設けられる浮力体に関してでしたが、これまで弊社が行ってきました実証研究・追跡調査を踏まえて、外付けフロートを用いることで生み出すことのできる格段の不沈性の向上と同時に叶えることのできる転覆の防止(復原性の格段の向上)に対する効果について、各種の提言を行いました。
日本では,多くの方々が小型・超小型ボートを用いています。海でフィッシングを楽しむマリンスタイルが特に好まれている日本は、世界各国・地域の中でも特異な存在でもあるので、「有効性の高い外付けフロートの効用こそ、この国において真っ先に広めていきたい。」との私なりの強い想いを込めて提言いたしました。
大変幸いにも今回、フロートを装着している性能向上が公式に認められるようになった他、今後に向けては一定の技術要件を満たすことで、外付けフロートが国の推奨となっていく方向性が見えてきたことは、小型・超小型ボートの世界においては革新的な進歩となりました。委員として望外の喜びとなりました。
日本において、小型ボートで楽しむ身近なマリンライフがもっと広がることで、そこから享受できる爽快なリフレッシュ感をより多くの方々にお届けできますように、これからも微力ながら務めて参ります。