最近よくお伺いする質問に,オーパ・クラフトの「はねあげフロート」を自分の船にとりつけられないかというものがあります。 結論から申し上げますと,「はねあげフロート」が取付可能なのは,専用ソケットを装着するために船体が強化されている「オーパ・クラフト」のボートのみです。
お客様から,港などで知り合いのボートユーザーが「はねあげフロート」をしているのを見て欲しくなった,ご自身で工夫をして自分のボートにフロートをつけてみたが,オーパのような安全性に関する試験をしてあるものがいいと思い直した,など,いろんなご事情をお伺いします。オーパ・クラフトのサイトでフロートの強度試験の様子などをみられたり,海上安全に関する報告書でオーパ・クラフトのとりくみが取り上げられていたり,ミニボートの安全対策会議など公的な場所で代表取締役の福庭が活動していることなどを見聞きされたことをきっかけに,お声がけいただくことが多いようです。
弊社の船で,ソケットが付いており,固定式フロートまたはオリジナルドーリーをお使いいただいている場合,「はねあげフロート」をそのソケットでお使いいただくことができます。また,固定式フロートのフロート本体部分を再活用することができますので,割安にお買い求めいただけます。
ただし,弊社オリジナル固定式フロートから「はねあげフロート」へのステップアップの場合,多少,ソケットなどの調整が必要なことがありますので,基本的にはボートを弊社までお持ちいただき,具合を見させていただいた上でのお引渡しとなります。詳しくは弊社までお問い合わせください。
また,大変恐縮に存じますが,オーパ・クラフトの「はねあげフロート」は,オーパ・クラフトのボート専用です。他社様の船,一見,オーパの船に見えるけれども出処がわからない船には,取り付けをすることができません。オーパ・クラフトのボートは,フロートや専用ドーリー装着ソケットまわりの船体を特別に強化してあります。逆に,こうした強化をほどこさないままにフロートやドーリーなど大きな力が集中的にかかる装備を無理に装着すると,その部分で船体が破損してしまうおそれがあります。メーカーの責務といたしまして,ユーザー様の危険に繋がるような改造を自社で行うことはいたしません。また,ユーザー様ご自身の責任で改造・補修を行う場合であっても,ユーザー様の危険につながるような改造・補修をおすすめもいたしません。